我流キャラクターメイキング(役割編)
- 主体
- ヒーロー(主人公が男の場合):何かの目的で行動する存在。
- 傍観者:事の成り行きを見ている存在。
普通はこれが読者の感情移入のとっかかりになる。
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- 影:ヒーローの裏で暗躍する存在。
- ライバル:ヒーローと競争する存在。
- 客体
- 謎:物語の知られざる側面を隠し持つ存在。
しばしば謎が解き明かされることが同時に物語を駆動する原理となる。
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- マスコット:物語を分かりやすく象徴する存在。
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- トリックスター:物語を壊せるだけの何か能力を持つ存在。
隆慶一郎はトリックスターとヒーローをよく同一人物として描くため、迫力は出るが感情移入が難しくなる嫌いがある。
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- 特異点:物語の重要な要素となるが、要所でしか出てこない存在。
AmbivalenZのマハとかGalaxのGEOPTOとか。ラスボスがこれであるケースもある。
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- ボケ:物語を脱線させる存在。
- ツッコミ:脱線した物語を修正する存在。
- 脇役:あまり物語に関係しない存在。
挿話を作りやすくする。
- 性
- パートナー:ヒーローと密接な関係のある相手。
- ヒロイン(主人公がヒーローの場合):ヒーローが好きになる相手。
- 当て馬:ヒロインを好きになる相手。
- 当て馬ヒロイン:ヒーローを好きになる相手。
- 社会
- 仲間:仲間。
- 元敵キャラ:裏切って仲間になる。
- 裏切り者:仲間だったのが裏切る。
- 境界守:こっちの世界とあっちの世界の境にいて、境を越えようとする者をテストする存在。
何面目かのボスないしステージそのものとして出てくる。
- 政治
- 依頼者:ヒーローに課される命令の究極の出所。
- 使者:ヒーローに課される命令の直接の出所。
- 技術
- プロ:特殊技能をもって何かする存在。
- 経済
- パトロン:ヒーローに何かくれる存在。
- 受益者:ヒーローから何かもらう存在。
- 倫理
- 偉人:何か模範になることをして称賛される存在。
- 悲劇の人:何か模範になることをして称賛されない存在。
- 悪役:してはならないことをして何らかの罰を受ける存在。
- アンチヒーロー:してはならないことをして何の罰も受けない存在。
- 組織
- 上司:ヒーローと共に何かしてヒーローに命令する存在。
- 部下:ヒーローと共に何かしてヒーローの命令に従う存在。
- 家庭
- 保護者:父・母・兄・姉。
- 被保護者:息子・娘・弟・妹。
- 教育
- 師:ヒーローに何か教えて何かできるようにしてくれる存在。
- 弟子:ヒーローから何か教わって何かできるようになる存在。
- 外交
- 取引先:こちらの何かと引き換えに何かをくれる存在。
敵とも言えるし味方とも言える油断ならない相手。
- 軍事
- 黒幕:敵の命令系統・計画の中枢。
- ボス:強い敵。
- ザコ:弱い敵。