サルトル要約

サルトルisbn:448008794X
実存主義とは何か』isbn:4409030426
あくまで両方とも初心者向けの本なので要注意。


サルトルと言えば実存主義の大家。
実存主義と言えば一時期流行った哲学の流派で、人間は人間性みたいな本質によって定義されている訳ではなく、自由によって選択するものであり、人間性はそれによって後付けで作られる、というもの。
これに前後する思想が色々あるので、以下に記述してみました。

  • 本質主義:人間は人間性みたいな本質によって定義されている
  • 実存主義:人間は人間性みたいな本質によって定義されている訳ではなく、自由によって選択するものであり、人間性はそれによって後付けで作られる
  • 構造主義:自由な個人が主体ではなく、言語や社会が個人を規定している部分も大きい、そして言語や社会には優劣がない
  • ポスト構造主義:従来の言語の体系(価値も含めて)が役に立たないことがある


あとサルトルは反省ということを強く意識しています。
ヒトはただ存在する。(即自存在)
でもヒトは反省するので、その存在の仕方について何か考えている。即ち反省とか意識とかがある。(対自存在)