『脳と性と能力』要約
『脳と性と能力』isbn:4087203964
軽くジャブ。フェミニズムの本ですが、脳科学を基盤としています。
世間では、行動面での性差は生物的にある程度決まっているという本が売れていますが、
この本は、そういうのとは逆の主張をしています。
- 行動面での性差
- 生物的基盤(脳の性差・遺伝子性・ホルモン)は弱い
- 学習および文化的・社会的環境が強く働く
- 一般的に、因習的文化においては男尊女卑であるが、この文化的・社会的性差の起源は不明である
- 脳科学はまだ不十分な点があり、これを元に生物学的決定論・不平等政策を立てるのは妥当ではない
ということで、行動面での性差について調べるには、文化的・社会的研究の本を読むといいらしい。
何かないか。
あ、何でフェミニズムに興味があるかというと、他者・集団・外交・組織・社会のレイヤで
何かと関わってくるから、先手を打っておこうということです。
あと、いい男になりたい。いい女と出会いたいし付き合いたいし受け入れられたい。
それによってしか満たされない欲求というのが、どうも自分の中に存在するようだ。
政治的に正しい、いい男、いい女って、何だろう。いい人間とは、また別の概念なはずだ。