動機付け(欲求)・アルダーファーのERG理論

動機付け(欲求)に関する理論。
長らく教条的に信じられてきたマズロー欲求段階説を実証して再構築したもの。


マズロー欲求段階説の骨子は、欲求には段階があり、
「低レベルのものを満たせば高レベルの欲求が強まる」
というもの。(各段階の内容についてはここでは詳しくは記述しない)


改訂版のERG理論でもこの骨子は踏襲したが、
「高レベルの欲求が満たされないと低レベルの欲求が強まる」
「低レベルと高レベルの欲求が並列しうる」
ことを盛り込んだ。


欲求の各段階の内容はだいたい以下の通り。

  • 生存欲求(物に対する欲求。生理的欲求・物質的安全欲求)
  • 関係欲求(他者に対する欲求。対人的安全欲求・愛情欲求・所属欲求・対人承認欲求)
  • 成長欲求(自分に対する欲求。自己承認欲求・成長欲求)