2016-06-04から1日間の記事一覧

クリストフ・コッホ『意識の探求』要約(6)まとめ

●コッホのモデルのまとめ 少なくともこの本の記述をまともに解釈すると、以下のようになります。 ・視覚の主経路は物体認識を司る腹側視覚路と、空間認知を司る背側視覚路があり、それぞれ前頭前野腹外側部と前頭前野背外側部につながっている。これらは後で…

クリストフ・コッホ『意識の探求』要約(5)コッホのモデル(NCC以後)

●NCC以後 NCC以後の機能についても論じられています。これを図示すると、以下のようになります。

クリストフ・コッホ『意識の探求』要約(4)コッホのモデル(前頭前野以後NCC以前)

●前頭前野以後NCC以前 さて、いざ前頭前野まで来たので、前頭前野の各種機能の話になります。とりあえずこの本のテーマである意識的知覚機能・NCC構造のところまでを図示すると、以下のようになります。

クリストフ・コッホ『意識の探求』要約(3)コッホのモデル(前頭前野以前)

○コッホのモデル ●前頭前野以前(略図) 先ほど説明したように、前頭前野以前には視覚系の二つの主経路と、一つの副経路があります。また、この本では嗅覚についても少し触れています(聴覚触覚味覚の記述はほぼなかったはずです)。 これを図示すると、以下…

クリストフ・コッホ『意識の探求』要約(2)特徴的な概念

○コッホ説における特徴的な概念 ・意識 さて、いよいよ本題に入ります。 前述の通り、コッホは意識をある種の記憶保持と、それに基づく問題解決能力として捉えています。質感・クオリアの話は置いておいて、意識を外から見たら、「意識して行動する」という…

クリストフ・コッホ『意識の探求』要約(1)前置き

(2016/7/2 図を縦置きにして文字を「ほんの少しだけ」見やすくしました。その他微修正有)意識の探求―神経科学からのアプローチ (上)作者: クリストフ・コッホ,土谷尚嗣,金井良太出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/06/28メディア: 単行本購入: 2人 ク…

2016年06月04日のツイート

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